校長ニュース

校長から、最近の話題をご提供いたします。

朝学習の姿

 本校では生徒の学力向上に向けての取組みに力を入れて行っております。今年度は、その取組をさらに充実させるべく学校一丸となって取り組みを開始しております。その中で、スタディサプリ自習課題を活用して「朝学習」という取組があります。スタディサプリ1年次生の全員2年次生の「進学クラス」生徒全員、さらに2・3年次生の希望者が活用しています。

 朝学習は、昨年度より1年次生が全員で取り組む活動として始め、今年度も1・2年次生全員で取り組んでいます。生徒は、自分のスマートフォンや学校のパソコン教室を利用してスタディサプリを活用した「朝学習」に取り組むことができます。 写真は、1年次生が「朝学習」に取り組んでいる様子です。 真剣さを感じていただけたらありがたいです。 また、1年次生の全員が継続していってくれることを心から期待しています。 継続は「力」となります。

 本校が「スタディサプリの活用」や「朝学習」に取り組むのは、早い時期からの学習習慣作りでありますが、何よりも部活動との両立を保証する意味合いがあります。 是非ご理解をいただき、お子さまを応援してください。 また、恒例の0限・7限の進路補習も開講予定で、現在募集をかけているところです。 お子さまに積極的に参加してくれるようお声をかけてください。

 滑川総合高校は、今年も、生徒の学力向上と進路希望の実現に向けて全力で取り組んで行きます。 応援のほどよろしくお願い致します。

                                            
校 長 髙栁 壽男


                           
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書道部報告会ご参加への御礼

 4月22日(日)の午後に、本校を会場に「第26回 国際高校生選抜書展 報告会」を開催させて頂きました。 滑川町長 吉田 昇 様 をはじめ多くのご来賓の皆様にご参加頂きまして、「団体」北関東地区優勝、「個人」文部科学大臣賞受賞並びに出品者全員の入賞・入選の報告を部員一人一人が行わせて頂きました。

 ご来賓の皆様の前での発表に、生徒はいつも以上の緊張感を持ってしまったようでしたが、それが本気さの表現であるとも感じられました。 その後に、展示していた生徒各自の「作品」をご覧頂く時間を持たせて頂きました。 ご覧頂きました「作品」と併せて、発表に真剣さを感じて頂きましたご来賓の皆様から、各生徒は「お褒めの言葉」や今後への「激励の言葉」を頂戴していました。

 報告会にご参加頂きましたご来賓の皆様に心から御礼を申し上げます。 また、今後とも書道部並びに本校へのご支援・ご声援のほど、どうぞよろしくお願い致します。

                   校 長  髙栁 壽男

 


 

 

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福田小学校の「1年生を迎える会」に参加してきました


 昨日(4月18日)滑川町立福田小学校の1年生を迎える会に、本校の生活部の生徒10名が伝統の交流事業として参加させて頂きました。 町内3つの小学校では6年生から2年生の児童が、新入学した「1年生を迎える会」を行っています。その3校の「迎える会」に今年も参加させて頂きました。 福田小学校のお兄さん・お姉さんたちは、どの学年もとても「優しく」しかも「元気」に1年生に声かけをしていました。 小学生の優しさと明るさがとても印象的で新鮮でした。

 本校の高校生も、会のはじめの『誕生月で参加するダンス』から一緒に参加させて頂き、最後に新入学の1年生全員に手作りのマスコット無事カエルを手渡して、登下校の安全を願いました。 元気に登校してくれることを願ってです。 きっとランドセルに付けて毎日登校してくれることと思います。 今後とも、高校生との交流をよろしくお願いします。


( ※ 月の輪小学校との交流事業は4月13日に行わせて頂きました。あいにく校長は参加できませんでしたが、宮前小学校や福田小学校と同様に、手作りのマスコット「無事カエル」を手渡して、登下校の安全を願いました。 さらには月の輪小学校での「無事カエル」を贈る交流事業の記事が、翌日の新聞にも掲載されました。「無事カエル」を手にした1年生2人の笑顔の写真がとても印象的でした。大変有り難うございました。)

                           
                                   
校 長  髙栁 壽男


 

 

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宮前小学校の「1年生を迎える会」に参加してきました


 本日(4月11日)滑川町立宮前小学校の1年生を迎える会に、本校の生活部の生徒8名が伝統の交流事業として参加させて頂きました。 小学校の6年生から2年生の児童が、新入学した「1年生を迎える会」にです。 小学校のお兄さん・お姉さんたちは、どの学年もとても優しく1年生に声かけをしていました。 小学生の優しさがとても印象的で新鮮でした。

 本校の高校生も、小学生の活動に一緒に参加させて頂き、最後に新入学の1年生全員に手作りのマスコット無事カエルを手渡して、登下校の安全を願いました。 元気に登校してくれることを願ってです。 きっとランドセルに付けてくれることと思います。 今後とも、高校生との交流をよろしくお願いします。


                  
校 長  髙栁 壽男


 

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平成30年度 対面式あいさつ


 昨日の入学式で、1年次生278名が本校に入学し、平成30年度の滑川総合高校は、生徒数835名でスタートしました。

 1年次生にとっては初めての高校生活で、今はまだ緊張ともに、期待と不安が入り混じった状態ではないかと思います。2・3年次の皆さんも思い出してください。総合学科という中学校にはないシステムの学校で、しかも部活動は中学校以上に活発で、いろいろなことが、生徒の話し合いで進められ、決まっていくことに戸惑いもあったと思います。

 そのようなとき、いつも頼れる先輩がそばにいてくれて、いろいろと教えてもらったのではないでしょうか。 先輩の活動を見て理解できたこともたくさんあったのではないでしょうか。 今年入学した1年次生についても同じことが言えます。

 対面式は、1年次生と先輩が正式に滑川総合高校の仲間として顔を合わせる場です。 今日から835名が一つとなって、滑川総合高校の良き伝統を受け継ぐとともに、さらなる発展につなげて行ってください。

 1年次生の皆さん。わからないことはどんどん先輩に聞いてください。「こんなこと聞いたら迷惑かな?」と思うかもしれません。しかし、わからないことをわかったつもりでやることやそのままにしていることが、失敗を生むとともに、さらには迷惑になる場合もあります。 先輩はどんなことにも応えてくれるはずです。 優しく教えてもくれます。 それが滑川総合高校の伝統です。

 人は、人と関わることで自分自身のことがわかり、色々なことができるようになり、成長を遂げることができます。

 人と人の繋がりは大きな財産です。 人間関係を築いていくには

 ① 外に出る

 ② とにかくなんでも話す

 ③ 人の話を聴く(聞く)

 ④ 新しいことは勉強になり広がりになる

 ⑤ 挨拶をする

 ⑥ 何事も本気で

 ⑦ 人を選ばない    の7つが大切と言われています。

 自分ひとりでできることには限界がある。だが、人と力を合わせると、不思議なことに「不可能」も「可能」に、「夢」も「現実」になっていく。 だから、出会う人を大切にすることが重要です。

 今日の出会いを大切にして、同じ滑川総合高校の仲間として、学習はもちろん、部活動や学校行事、生徒会活動などに一緒に取り組み、お互い同士が協力し合って、人として大きく成長していってください。 皆さんの出会いを校長として大変嬉しく思うとともに、今後の人としての成長を心から期待しています。

                     校 長  髙栁 壽男

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1学期始業式あいさつ


 おはようございます。 いよいよ新しい学年が、そして新学期が始まります。 平成30年度のスタートです。

 春休み中、大勢の生徒の皆さんが登校して様々な活動に取り組んでいました。グランドや体育館・教室で部活動などの活動に励んでいる皆さん、校外での地域貢献活動など、様々な場面でがんばる姿は、すばらしいものでした。部活動の合宿や練習試合・発表会などにおいても成果が上がったと聞いています。とてもうれしく思っています。

 さて、新学期です。皆さんは年次が一つ上がり、クラスも変わりました。新しい出会いがあり、新しい友人ができます。後輩も入学してきます。今持っている新鮮な気持ちや「やるぞ」或いは「今年こそ」という決意を忘れずに「勉強」「部活動」「学校行事」、この3つの分野に今年度も全力で取り組んでほしいと思います。

 3年次生は最上級生です。自分の将来を決定する、進路先を決める時期が近づいて来ます。部活動の大会も近づいてきます。生徒会活動や学校行事の中心としても活躍しなければなりません。やることがとても沢山あります。様々な面で大きな期待が皆さんに寄せられています。これまで培ってきた力を発揮して、大きくはばたく、飛躍する1年にしてほしいと思います。卒業する時に「高校3年間で、自分はこれをがんばった、目標に向けてがんばり抜いたので、思い残すことは無い」と胸をはって言えるように、日々の努力を続けてほしいと思います。

 2年次生は、「中堅学年」、学校の要です。学校内外での様々な場面で3年次生に協力し、支えていく存在であります。学校をリードする立場に近づき、その準備をしていくことが求められています。 また、1年次生を指導し、滑川総合高校のこれまでの伝統を引き継いでいくとともに、さらに飛躍させていく。1年後、2年後に向けて、努力を重ね「力」を蓄えていく時期だと思います。

 さて、今日、皆さんにお話ししたいことは、「挑戦し続けることの大切さです。そして、目標の実現に向けて、諦めず努力を惜しまないことの大切さです。

 皆さん、今シーズン日本ハムからアメリカのメジャーリーグのエンジェルスに移籍した、大谷翔平選手をよく知っていると思います。開幕前の調整期間の不調を吹き飛ばすように、開幕から驚異的に活躍し始めています。初登板で勝利投手に、3試合連続のホームラン本日の無失点で投手2勝目等、たぐいまれな存在として異国の地で、歴史的に大きなことにも挑戦しています。 その大谷選手は、高校時代には、将来の目標は、メジャーリーグで活躍することを掲げ、取り組んでいたといいます。日本のプロ野球に入団後にも、メジャーリーグで活躍の目標を持ち、準備と努力を重ね、日本での実績を積み上げて、アメリカの野球関係者からも注目される存在へと成長を遂げていった経緯があります。昨年のシーズン終了後の動きに繋げたわけです。アメリカ・メジャーリーグでは、すでに大勢の日本の選手が活躍していますが、大谷選手の挑戦は、前人未踏の領域であり、常識を大きく越えた挑戦であるので、新聞・テレビなどでも大きく取り上げられているわけです。今後、この挑戦は、大きく人々の記憶や心に残っていくと思います。私も心から、挑戦を応援していきたいと思います。

 ぜひ、皆さんも様々な場面で思い切ってチャレンジしてください。自分の目標に向かって果敢に挑戦してください。なかなか結果は出ないかもしれません。しかし、「夢」に向かって挑戦を続けることが、道を切り拓く第一歩になると思います。大谷選手の挑み続ける姿勢がそれを物語っています。純粋に目標に向かって努力する人には、周りが必ず応援に回ってくれます。

 終わりに、昨年も、皆さんの前で話をしましたが、私がこれまでの教員生活で感じてきたことで、生徒の皆さんに伝えたいことは「高校生活は団体戦」であるということです。みんながんばっています。みんな苦しんでいます。周りの大勢の人が、自分と同じようにがんばっているし、苦しんでもいるし、それを乗り越えようとしている。 このことを忘れずに、努力を続けてください。仲間と協力して、互いに励まし合いながら、がんばる、そういう充実した1年間にしてほしいと思います。

 平成30年度の皆さんの健闘、そして滑川総合高校のさらなる飛躍と躍進を期待して、あいさつとします。
 
                              校 長  髙栁 壽男

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3学期終業式の挨拶


滑川総合高校は、2週間前に3年次生全員を送り出し、今日で今年度の最後の日を迎えました。皆さんにとって、この1年間はどうだったでしょうか。

2年次生は、系列別の選択科目による授業が本格的に始まり、教室移動も頻繁になりました。また、部活動では3年次生の引退後には中心となって、伝統を受け継ぎ、新たな歴史を刻むべく取り組んできました。そして、高校生活でもっとも思い出に残る修学旅行があり、長崎で平和について考えるとともに、福岡、広島、神戸を中心に様々な文化や歴史に触れることができました。

1年次生は、他校にはない「産業社会と人間」で、働くことの意味や人としての生き方について真剣に考え、学んできました。そして、自分の将来に必要な系列と科目を選択し、自身が学ぶために必要な時間割を作成しました。1月の中学生向け学校説明会での代表者による「産社のまとめ発表」でも、その成果がしっかり表れていて素晴らしいものでした。また、高校の部活動で自分自身を鍛え、先輩や仲間と協力して活動を高めてきました。

1年次の皆さんも2年次の皆さんも、是非ここで、この1年間を一度、振り返ってください。何事も順調に進むばかりではなかったでしょう。悩んだり、行き詰まったり、失敗をしたりしたこともたくさんあったでしょうし、もしかしたらそのようなことの方が多かったかも知れません。

そのようなとき、どうしたでしょうか。きっと、家族や先生、先輩や同級生、あるいは後輩など、多くの人に相談したり、助けられてきたのではないでしょうか。それほど、生活していく上で、人と人との関係は大切なものです。

中学校と比べて、高校では様々な経験が生まれるとともに、より多くの人と関わるようになりました。特に総合学科である本校は、クラスの中に6通りの系列と16通りのモデルプランで学ぶ仲間がいます。すなわち、全員が同じことをめざしているのではなく、それぞれが文字通り異なる人生を歩もうとしています。それだけ、総合学科では多様な人との関わりを持つことができます。

さて、昨年の秋以降、部活動等での中心は皆さん1・2年次生でした。多くの部が大変に頑張ってくれました。なかでも、書道部は「書の甲子園」で、団体北関東地区優勝、また個人の部では、2年の杉内 南海 さんが、最高賞の文部科学大臣賞を受賞するとともに、優秀賞の受賞の他、全員が入賞・入選という大変素晴らしい活躍をしてくれました。春休み中に、受賞報告のため「県知事」や「県教育長」のところの表敬訪問が予定されています。また、男子バスケットボール部は、新人戦で昨年に引き続き地区優勝し、県大会でもベスト8の成績を残してくれました。今後が大変期待されます。他にも多くの部が活躍してくれました。平成30年度の皆さんの活躍が大変に楽しみなところです。

このように、本校生は、様々な面で、大変活躍をしてくれてきています。ところで、『ラッセル 幸福論 』中に 『 幸福になるための具体的な方法は、一言でいうなら、何かに熱中すること 』 という言葉があります。1・2年次生の皆さん、既に何かに熱中している人も多いかと思いますが、見つけられていない人、まだその域には到達していない人は、是非早く、真の目標を定めて、熱中してみてください。先日の冬季五輪やパラリンピックでも多くの競技者が熱中し、競技に取り組む姿が随所に見られました。そして、目標を手にし、幸せを手に入れている姿が多く見られました。パラリンピックのアルペンスキーで金メダルを含むメダル5個手に入れた、深谷市出身の村岡桃佳さんは、高校時代、シーズン中には、金曜の放課後、お父さんが学校に迎えに来て、その足でスキー場に直行し練習に明け暮れたといいます。当時からズッと熱中しているわけです。若いからこそ熱中へのエネルギーが大きく成りえます。今の自分を今の時間を最大限に大切にしてみてください。本校に目を向けても、先日の成績会議で成績優良生徒の多くは、部活動で頑張っているとの報告やクラスの下位から優良者になったとの報告が複数ありました。これは、若者が何かに熱中したときの成果だと大変嬉しく思ったものです。時を無為にやり過ごすのではなく、時を忘れて、何かに熱中する体験を是非味わってください。若いときだからこそ可能でもあるわけです。

さて、4月には皆さんは、2年次から3年次へ、1年次から2年次へと時が進み、ライフステージが移行していきます。それとともに、後輩である、新たな滑総生が入学し、皆さんには、それぞれに新たな役割が生じてきます。自分をしっかりと持ち、先輩として新たな目標を持って取り組めるよう、この春休みを有意義に使い、より充実した新学期を迎えてください。4月9日の始業式に、一回り大きく成長した皆さんに会えることを心から楽しみにしています。

                      校 長  髙栁 壽男

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3学期始業式の挨拶


 

 明けましておめでとうございます。平成30年がスタートしました。皆さんはどのような気持ちで新年を迎えたでしょうか。誰もが新年は、清々しく、晴れやかな気持ちで過ごしたことと思います。ところで、終業式で皆さんに話をしました、新しい年の目標と計画「一年の計」を立てたでしょうか。まだの人は是非、目標を定めてください。そしてそれに向けた行動を開始してください。

私はいつもと変わらず正月に、平和な社会、家内安全、健康な毎日を願ってきました。そして皆さんや学校の安全、皆さんの学業成就が今年の大きな目標であり、願いです。また、当たり前に毎日を過ごせることに幸せを感じております。皆さんも、当たり前の毎日に感謝してみてください。そして、若い皆さんは「夢」の実現に向けて、当たり前に毎日努力を続ける自分をつくってみてください。

さて今日は、いつもと少し違った話をしたいと思います。今季節は冬です。2学期の終業式のあった12月22日は「冬至」でした。皆さんも知っての通り一年で昼間が一番短い日でした。太陽の出ている時間はどれくらいか知っていますか。埼玉地方では、日の出が6:48で、日の入りが16:32でした。9:44が太陽が出ていた時間です。夏至の頃の14:36に比べると4:52で約5時間も短くなっています。また、日の入りと日の出の変化には一月程の差があり、日の入りは、冬至の17日ほど前の12月5・6日が一番早く16:27でした。日の出はこの逆で、冬至の16・17日ほど後の、1月7・8日が一番遅く6:52です。つまり、今が一番遅いわけです。12月の上旬から日の入りは、遅くなり始め、日の出は1月上旬から早くなり始めていくわけです。これから始まる3学期は、ちょうど朝方と夕方のどちらからも、光が多くなる季節になっていきます。 皆さんの夢や希望に「光」が満ちていくために絶好の季節となっていくわけです。

3学期、1年間の仕上げに向けて、満ちていく光に合わせて、皆さんも頑張っていってください。太陽の光は、人や生き物を元気にしてくれます。まだまだ寒さは続きますが、下を向いて丸くならずに、体を伸ばして顔を上げて、太陽の方向を向いて力やエネルギーをもらい、活動を活発にしていってほしいものです。3学期は短いですが高校生活の中で、最も重要な時期となっています。木の葉の下や土の中で春を待っている動物や草木の芽、寒風の中で硬い芽やつぼみで春を待っている樹木のように、春先から始まる新しい活動に向けて、着実に準備と行動を進めていってください。

3年次生は、進路決定に向けての最後の追い込みと決まった人は卒業後の新しい生活に向けての準備と行動です。1・2年次生は、夢の実現と上級年次に向けた準備と行動す。短い期間ですが全力で頑張ってください。

                   校 長 髙栁 壽男


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2学期終業式の挨拶


1年の中で一番長く・中身も盛りだくさんであった2学期も今日で終わりとなります。2学期は大きな行事もたくさんありました。部活動での多くの活躍があり、また代替わりもあったはずです。 紹介がありましたように、第14期生徒会役員も始動します。そして、3年次生は多くの人が自分で考えた新たな世界にステージを移していく、いわゆる進路が決定してきています。このように、2学期は高校生活の中でも、多くの面から最も重要な時期となっています。

これまで、皆さんは毎日、学習や部活動、生徒会活動に取り組んでいます。その中で、多くのことを思い、沢山のことを感じ、また様々なことを学んできたと思います。そして、自分自身のことも色々と考えたと思います。

さて、皆さん、これまでの生活で一人一人が自分の目標を定め、その達成に向けて、努力してきてくれていることと思います。達成できた人、およそは達成できた人、いやまだまだである人、全く達成できていないなど様々でしょうか。「能力の差は小さく、努力の差は大きい」という言葉があります。この言葉はまさしく「真実」です。本気で決めた「目標」に、心の底から本気となって行動を継続できていたら、必ずや達成に近づいてきているはずです。もう一度言います「能力の差は小さく、努力の差は大きい」のです。努力を止めた時点で目標に向かっての成長は止まります。努力の継続と努力の反復で、成果がすぐには見えなくても、長く行うことでやがて大きな成果が必ずや表れます。是非、努力を今後も諦めずに継続していってください。

ただし、大前提となることは、「自分で決めた目標」が必要です。そして、自分から取り組む意志と姿勢がなければなりません。懸命に行うことで、必ずや知恵がしぼられ、アイディアが生まれ出るものです。中途半端では、自分のことを棚上げにして、不満が募り「愚痴」も出てきます。いい加減では、取り組みを最後までやり遂げられずに、つい弁解が出て「言い訳」や他の人への「責任転嫁」をしてしまうものです。

皆さん、2学期を振り返り、もし、「愚痴」や「言い訳」が出てしまっていたことが多かったなら懸命ではなかったことが多かったのではないでしょうか。

明日からの冬休みに、この2学期・この1年を振り返った上で、迎える新しい年の目標と計画「一年の計」を是非立ててください。晴れやかな気持ちで新年を迎え、晴れやかな表情で1月9日の3学期始業式に、学校でお会いしましょう。

皆さん、良い新年を迎えてください。

                   校 長  髙栁 壽男


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11月の全校集会のあいさつ

 

 2学期も半分が過ぎ、11月を迎えました。 大きな学校行事である「つきのわ祭」も無事に終わりました。また、中間テストも先日終わりました。

2年次生は、高校時代の一大行事である修学旅行も大きな成果とともに無事に終了しました。3年次生は、進路先が決定した人も徐々に多くなっています。1年次生は、「産業社会と人間」や「日々の学習への取組」を基に、いよいよ自分の生きる道・進むべき道を本格的に探しているとことと思います。

皆さんは、毎日いろいろなことに取り組んでいますが、すべてが順調に行っているわけではないと思います。むしろ、順調でないことの方が多いのではないでしょうか。止めてしまったことはないでしょうか。辛い中でも、目標を見失わずに日々取り組み続けることがとても大切です。そのため今日は皆さんに「凡事徹底」という話をしたいと思います。「凡事徹底」とは「当たり前のことを、当たり前にやってのける」「当たり前のことを極めることで、他人の追随を許さない域に到達する」などを意味します。日常のことを毎日、取り組み続けることが、やがて大きな財産となるということが「凡事徹底」です。

今日は、2学期の折り返し点なので、夏から2学期前半までの間で、私の心に残った話を、「凡事徹底」にも繋がる「財産」の話を、いくつか皆さんにしたいと思います。学校生活や部活動の場面で見られた、本校生の自信と誇りを持った、平均の高校生を遙かに超える素晴らしい姿です。それは、各催し物に招待され、パフォーマンスを披露する場面での書道部生徒の凛とした技を極めた姿であり、準備・片付けに取り組む機敏で誠実な姿です。また、吹奏楽部員の大会や各種催し物で演奏する際の誠実でかつ晴れやかで自信のある姿です。その前後の準備・片付けも同様です。運動部の生徒も同様です。特に印象に残っていることは、野球部員の裏方の仕事であるグランド整備を行う姿です。公式試合中に2、3度ある整備に、一団となり整然と腰を落として素早く進める姿は、試合以上に心に残っています。多くの他校の部員が、腰を伸ばし緩やかな姿で整備する姿とは対照的だったからです。日々の努力から生まれる姿は見ている人の心を打ちます。他の部でも、グランドやコート、教室等で同様な姿が見られています。また、小学生との「ふれあい活動」も優しく自信を持った高校生の姿として継続している財産です。全てを述べることはできませんが、このような皆さんの成長した姿を校長として大変嬉しく感じています。是非、今後も努力を惜しまず継続してくだい。

ところで、皆さんの中には順調ではない人もいるはずです。目標を見失い、努力の方法に迷い、或いは迷路にはまったりとしていませんか。ことわざに「何かをしたい者は手段を見つけ、したくない者はいい訳を見つける。」という言葉があります。何かあるといい訳が先に立っていないでしょうか。「したくない者」にならないために「手段を見つけ」努力を今日から始めてください。始めるのは今日からです。手段を見つける手助けは、皆さんの周りにいる先生方がしてくれます。さあ、今日から動き始めましょう 

 最後に

 頑張っている人は見えないところで努力している。
 いつも笑っている人は見えないところで泣いている。
 優しい人は見えないところで我慢している。


 充実した2学期とするために、今日から 「手段」 を見つけ、動き始めましょう。皆さんの頑張りを心から期待しています。

                      校 長   髙 栁 壽 男

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