校長ニュース

令和2年度 第2学期 全校集会講話

 久々の全校集会で放送の形ですがやっと皆さんにお話をする機会ができました。今学期は例年よりも長く、フルに4か月ですが折り返し地点を過ぎました。

 ここまでで多くの皆さんの様々な活躍が目立ちました。学校行事の多くが実施できずにそして部活動も制約が多い中での活動で実績を残すことができたのは素晴らしいことです。活躍の場が減ったことは残念ですが、チャンスを有効に生かして今後も引き続き頑張ってください。

 それでは今後も皆さんの活躍に期待しています。詳しくはこの後の表彰式(活動報告)で述べてもらいましょう。

 それでは今日は私からは2点についてお話ししましょう。

 

 一つ目は相変わらずですが、新型コロナ感染症についてです。毎日ニュースで感染症者数が発表されていますが、平行線をたどっています。おそらく個々の人々が予防対策をしているためにギリギリの線で踏みとどまっているのでしょう。

 人間はもちろん血液が循環していないと生きられません。社会も同じです。リスクはありますが、人が動いて社会を回してゆかないと生きてゆけません。これからもしばらくは「Withコロナ」として受け入れてゆくしかないでしょう。

 現在も学校においては県内では生徒の感染者が発生しているところもあります。前にもくり返しお話ししましたが、皆さんはほぼ重症化せずに大丈夫でしょう。しかし最近は家庭内感染が増えているようです。そして感染が拡大することにより、弱者が命を落とします。くり返しますが自らを守り、大切な人を守りましょう。

 現在のこの学校の最優先の目標は感染者を出さないことです。もし出てしまったら、これは確率的には十分あり得ることです。その場合には冷静に対応してゆきますが、皆さんには一つお願いをしましたね。もう一度確認しておきましょう。

 それは感染者は「被害者」だということです。しっかりと予防していても家庭内感染も増えていて感染する場合ももちろんあります。あなた自身が明日そうなるかもしれません。

 現在も社会の一部では感染者を責めるような発言も見受けられます。感染したくてなった人はいません。そういった感染者を非難するような人は人間性が疑われます。こういった状況では人間性がよく現れます。そのためにも皆さんは冷静であってください。

 

二つ目は皆さん知っている人も多いと思いますが、アメリカのインディ500というカーレースで日本人の「佐藤琢磨」選手が2回目の優勝を遂げました。それ自体素晴らしいことですが、彼の生きざまは人として見習うべき点が多いです。

 彼はモータースポーツに対して強い憧れを抱きつつも、19歳までは自転車競技に身を投じていました。自転車部の無かった高校に部を立ち上げ、顧問一人部員一人で競技を開始してインターハイ優勝等の素晴らしい実績を残しました。

そしてモータースポーツに初めて触れたのは大学2年生のとき。レーサーは幼少期からカートに親しむ選手が多いなか、19歳で初めてカートに乗った佐藤選手は、かなり遅いスタートといっていいでしょう。

 しかし持ち前の「努力する才能」で次々と好成績を残し、イギリスF3のチャンピオンを経てF1レギュラードライバーとして参戦を果たしました。その頃は私もファンとして応援していました。

しかしF1では1度の表彰台は獲得したものの苦しいレースが続きました。所属していたチームが撤退したこともあり2010年から戦いの舞台をアメリカに移し、インディカーシリーズにフル参戦を開始します。

初めて優勝のチャンスが見えた2012年大会では、ファイナルラップでトップを奪おうとしてバランスを失いクラッシュ。それに対しての批判の中で「ノーアタック、ノーチャンス」とだけ言葉を残しています。

転機となったのは2017年。有力チームに移籍すると、第101回インディ500で佐藤選手は日本人ドライバーとして初の優勝を達成した。そして今年の2回目の優勝です。彼の 「ノーアタック、ノーチャンス」は攻めなければチャンスは来ない。ということでしょうか。攻めるということは挑戦することでしょう。

 この社会状況でもいや、こういう社会状況だからこそ挑戦しやすいとも言えます。ぜひ様々なことに挑戦してチャンスをつかんでください。

 さらにもう一つ大切なことは「努力する才能」を育てることです。成功した人すべてが「努力する才能」を磨いた人です。そのためには日々の努力を習慣化すること、これも以前に話した「凡事徹底」ですね。イチロー選手は毎日の何気ない努力の積み重ねが成功を生むと言っています。凡事徹底により努力する才能を育てることが皆さんにはとても大切なことです。 

 このような社会状況は我々にとっても皆さんにももちろん初めてのことです。だからこそここで今日述べたことを頭において「凡事徹底により努力する才能を育てる」ことに専念してください。

それでは2学期の後半の皆さんの頑張りに期待しています。