2026年5月の記事一覧

令和8年度 離任式

 本日、5月1日(金)本校体育館において離任式が行われました。今年度は5名の先生方が、惜しまれつつも新たな道へと歩み出されることになりました。
 式典の冒頭、校長先生から離任される先生方の紹介がありました。校長先生は、離任式の時間は先生方にとっての最後の授業であると話し、生徒たちに向けて二つのお願いをされました。一つ目は、最後まで良い姿勢で話を聞くこと。二つ目は、校歌を歌うときに心を込めて歌うことです。生徒たちはその言葉をしっかりと受け止め、引き締まった表情で先生方の言葉に耳を傾けました。

お越しいただいた先生方は、熱のこもったメッセージを生徒たちへ送ってくださいました。

 書道科の石原先生は、自分の好きなことを世界に広める素晴らしさを語られました。人生において「やるかやらないか」「変わるか変わらないか」を決めるのは、他の誰でもない自分自身であるという力強いエールをいただきました。

 英語科の柴﨑先生は、自身の経験から言葉の大切さを伝えられました。英語があったからこそ世界中に友人の輪が広がり、街で困っている外国の方を助けて感謝される喜びを知ることができたと振り返られました。また、顧問を務めたバドミントン部の部員たちへは、一人ひとりとの思い出を噛みしめるように話をされ、その目には熱い涙が浮かんでいました。

 数学科の髙橋先生は、重みの伝わるお言葉をいただきました。長年携わってきた部活動の関東大会や修学旅行のしおりは、今でも捨てることができない一生の宝物であること。また、囲碁を通じた生徒との交流のなかで、最後にプレゼントを受け取り、手を振って見送られた瞬間に、教師という職業の素晴らしさを確信したと語られました。これまで数多くの卒業生を送り出してきましたが、今日は自分が卒業生になったような気分であると微笑む姿が印象的でした。

 保健体育科の根本先生は、「人は幸せになるために生まれてきた」という温かなメッセージを贈られました。幸せとは決してお金持ちになることではなく、日常の小さな喜びに気づくことであると説かれました。そのための条件として「受けた恩義を忘れないこと」「周りの人を幸せにすること」という二つの大切な教えを残されました。

 理科の福嶋先生は、本校が大切にしている「校歌」と「あいさつ」に誇りを持って、これからも頑張ってほしいという激励の言葉をいただきました。

先生方の思いに応えるように、その後の校歌斉唱では、体育館いっぱいに「全力校歌」が響き渡りました。生徒一人ひとりが気持ちを込め、歌詞の一つひとつを大切に歌い上げる姿は、離任される先生方への何よりの恩返しとなりました。

退場のシーンでは、生徒たちが体育館の入り口まで続く長い花道を作り、拍手と笑顔で先生方を送り出しました。別れを惜しみながらも、先生方の教えを胸に前を向こうとする、活気と感動に満ちた素晴らしい式典となりました。