校長ニュース

2017年11月の記事一覧

11月の全校集会のあいさつ

 

 2学期も半分が過ぎ、11月を迎えました。 大きな学校行事である「つきのわ祭」も無事に終わりました。また、中間テストも先日終わりました。

2年次生は、高校時代の一大行事である修学旅行も大きな成果とともに無事に終了しました。3年次生は、進路先が決定した人も徐々に多くなっています。1年次生は、「産業社会と人間」や「日々の学習への取組」を基に、いよいよ自分の生きる道・進むべき道を本格的に探しているとことと思います。

皆さんは、毎日いろいろなことに取り組んでいますが、すべてが順調に行っているわけではないと思います。むしろ、順調でないことの方が多いのではないでしょうか。止めてしまったことはないでしょうか。辛い中でも、目標を見失わずに日々取り組み続けることがとても大切です。そのため今日は皆さんに「凡事徹底」という話をしたいと思います。「凡事徹底」とは「当たり前のことを、当たり前にやってのける」「当たり前のことを極めることで、他人の追随を許さない域に到達する」などを意味します。日常のことを毎日、取り組み続けることが、やがて大きな財産となるということが「凡事徹底」です。

今日は、2学期の折り返し点なので、夏から2学期前半までの間で、私の心に残った話を、「凡事徹底」にも繋がる「財産」の話を、いくつか皆さんにしたいと思います。学校生活や部活動の場面で見られた、本校生の自信と誇りを持った、平均の高校生を遙かに超える素晴らしい姿です。それは、各催し物に招待され、パフォーマンスを披露する場面での書道部生徒の凛とした技を極めた姿であり、準備・片付けに取り組む機敏で誠実な姿です。また、吹奏楽部員の大会や各種催し物で演奏する際の誠実でかつ晴れやかで自信のある姿です。その前後の準備・片付けも同様です。運動部の生徒も同様です。特に印象に残っていることは、野球部員の裏方の仕事であるグランド整備を行う姿です。公式試合中に2、3度ある整備に、一団となり整然と腰を落として素早く進める姿は、試合以上に心に残っています。多くの他校の部員が、腰を伸ばし緩やかな姿で整備する姿とは対照的だったからです。日々の努力から生まれる姿は見ている人の心を打ちます。他の部でも、グランドやコート、教室等で同様な姿が見られています。また、小学生との「ふれあい活動」も優しく自信を持った高校生の姿として継続している財産です。全てを述べることはできませんが、このような皆さんの成長した姿を校長として大変嬉しく感じています。是非、今後も努力を惜しまず継続してくだい。

ところで、皆さんの中には順調ではない人もいるはずです。目標を見失い、努力の方法に迷い、或いは迷路にはまったりとしていませんか。ことわざに「何かをしたい者は手段を見つけ、したくない者はいい訳を見つける。」という言葉があります。何かあるといい訳が先に立っていないでしょうか。「したくない者」にならないために「手段を見つけ」努力を今日から始めてください。始めるのは今日からです。手段を見つける手助けは、皆さんの周りにいる先生方がしてくれます。さあ、今日から動き始めましょう 

 最後に

 頑張っている人は見えないところで努力している。
 いつも笑っている人は見えないところで泣いている。
 優しい人は見えないところで我慢している。


 充実した2学期とするために、今日から 「手段」 を見つけ、動き始めましょう。皆さんの頑張りを心から期待しています。

                      校 長   髙 栁 壽 男

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