校長ニュース

2019年1月の記事一覧

3学期始業式 あいさつ

明けましておめでとうございます。平成31年がスタートしました。皆さんはどのような気持ちで新年を迎えたでしょうか。新年は、清々しく、晴れやかな気持ちで過ごした人が多いことと思います。ところで、終業式で皆さんに話をしました、新しい年の目標と計画「一年の計」を立てたでしょうか。まだの人は是非、目標を定めてください。そしてそれに向けた行動を開始してください。

今年は、私はいつもとは少し違い、平成の最後の年、その新年ということで、次の時代が平和で安全な世界になることを心から願ってきました。そして皆さんや学校の安全、皆さんの学業成就が今年の大きな目標であり、願いです。また、当たり前に毎日を過ごせることに幸せを感じております。皆さんも、平和にめぐってくる当たり前の毎日に感謝してみてください。そして、若い皆さんは「夢」の実現に向けて、当たり前に毎日努力を続ける自分をつくってみてください。

さて今日は、いつもと少し違った話をしたいと思います。今IT、高度情報化社会を迎えています。さらにその後の時代は、AI・ロボット等の時代です。その中で、皆さんは、時代に合う成長・進化を遂げているでしょうか? ヒトは、五感といわれる感覚に依拠した感覚の動物であり。かつまた、頭脳に蓄えた長い歴史上で得てきた知識や知恵、そして蓄えてきた技術を使える生き物です。 一個体としての生き物の感覚と、人の頭脳が作り出した意識に入らないほどの巨大な世界との「乖離」「ズレ」が物凄く進んでしまってはいないでしょうか。 例えれば、ノートに書き込んだ「言葉」とスマホに書き込んだ「言葉」の違いは、枯れ葉が空から降ってくる現象と、空から巨大隕石が降ってきて起こる被害の大きさほどに影響が違うのではないでしょうか。もう一例、人が歩いていて何かに当たった(ぶつかった)場合の被害はどうでしょうか? よほどでなければ大きなけがにはなりません。たいていは痛いといった感覚で終わります。では大型トラックを運転していたらどうでしょうか? 対象物は大きく壊れます。相手が人なら命がないかもしれません。運転手はどうでしょうか、場合によれば痛いといった肉体的な感覚や衝撃は全くなかったかもしれません。 このように人の感覚と社会や世界で生じる現象には、大きな「乖離」「ズレ」が生まれるのです。 このような現代社会をその後の未来社会を「ヒト」としてどのように生きていったらよいのでしょうか? その一つの答えとして、私は、各自が「想像力を研ぎ澄ます」こと、そして「他人を思いやる」ことに尽きるのではないかと考えています。 皆さんはどう考えるでしょうか? 未来を担っていくのは皆さんです。皆さんに託します。 さて私の心に残っている話に、このようなものがあります。 古代ユダヤで法学者に若い優秀な学生が質問しました。「法律の根本は何ですか。」 とその答えは簡潔で「他人にやられて嫌なことを自分が他人にしない」が法学者の答えでした。 きわめてシンプルです。しかしシンプルがゆえに、そして「ヒト」が感情・感覚の動物がゆえに難しいのかもしれません。

これから始まる3学期は、春を迎えるために光が多くなる季節になっていきます。皆さんの感覚が光を捉え、夢や希望に「光」が満ちていくために絶好の季節となっていくわけです。3学期、1年間の仕上げに向けて、満ちていく光に合わせて、皆さんも頑張っていってください。太陽の光は、人や生き物を元気にしてくれます。まだまだ寒さは続きますが、下を向いて丸くならずに、体を伸ばして顔を上げて、太陽の方向を向いて力やエネルギーをもらい、活動を活発にしていってほしいものです。

3学期は短いですが高校生活の中で、最も重要な時期となっています。木の葉の下や土の中で春を待っている動物や草木の芽、寒風の中で硬い芽やつぼみで春を待っている樹木のように、春先から始まる新しい活動に向けて、着実に準備と行動を進めていってください。そして、先を見通すために、ヒトとして成長するために、想像力を研ぎ澄ませていってください。目に映っていないものが見えるヒトに成長してください。

3年次生は、進路決定に向けてと特に卒業後の新しい生活に向けての準備と行動です。1・2年次生は、夢の実現と上級年次に向けた準備と行動す。
                 校 長  髙栁 壽男

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