校長ニュース

2019年3月の記事一覧

最後の挨拶

 

 学校は、基本的に年度で動いております。 明後日の3月31日が平成30年度の納めで、本日は、2日早いですが月末が土曜・日曜のため、本日が年度の納めとなる勤務日です。 平成の最後の月である4月1日からは、新年度(平成31年度)がスタートいたします。

 

 この1年間、皆さまから本校・滑川総合高等学校に、暖かいご支援とご協力を賜りましたことに、心より厚く御礼申し上げます。

 

 今、年度の区切りの時期を迎えて、学校では平成30年度のまとめとともに、来る平成31年度への準備に鋭意取り組んでおります。

 生徒に関しましても同様で、4月から学年が上がることに備えて、気持ちも新たにしてくれております。

  

 

 また、この時期は、日本中で別れと出会いが、とても多くなります。

 本校でも、3月9日に278名が巣立ちました。そして、4月8日には新たな滑総生が本校のシンボルの欅(ケヤキ)の木の下を通り入学してまいります。

 

 本校の教育活動を支えてくれた教職員に関しましても同様で、本校での経験を活かして、新年度から新たな学校・新たな職場で仕事に取り組んでいかれる方。また、他校での経験を踏まえて、4月から本校で仕事に取り組んでくれる方がいます。

 

 そのような中、私 髙栁壽男 も、3月末をもちまして、定年退職のため本校を去らせていただくこととなりました。

 

 2年間ではありましたが、毎日の学習や部活動、学校行事等に一生懸命取り組む、明るく素直で直向きな、そんな素敵な生徒たちと過ごすことができました。 「チーム滑総」として毎日の教育活動に協働・協力できた、素晴らしい教職員の方々と過ごすこともできました。 また、常に学校に対するご協力とご支援いただいた、滑総の最高のサポーターである保護者の皆さま、後援会の皆さまともご一緒させていただけました。そして何よりも様々な場面でご指導とご鞭撻を賜りました、多くの皆さまのおかげをもちまして、微力ながら校長の任を全うすることができました。

 

 心より、感謝申し上げます。

 

 この滑川総合高校での2年間は、私の教員生活の締めくくりとなる期間であり、この最後の2年間に「素晴らしい贈り物」を頂けたのだと心から感じております。

 

 一緒に過ごさせていただいた生徒の皆さんと教職員の皆さまに心から感謝します。

 

 この2年間の記憶を宝物として、大切にさせていただきます。 ありがとうございました。

 

 また、この『校長ニュース』(回数は少なめで申し訳ありませんでした)をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。生徒の活躍や本校の取組を配信させていただき、少しでも滑川総合高等学校についてのご理解をいただければ、幸いに存じます。

 私も、これからは『滑総』のサポーターとして、応援させていただきます。

 

 この 『 校長ニュース 』 は、後任に引き継いでまいります。

 

 皆さまにおかれましては、引き続き滑川総合高等学校に、ご理解とご支援をお願い申し上げます。

平成31年 3月29日

埼玉県立滑川総合高等学校長  髙栁 壽男

 

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平成30年度 3学期終業式 挨拶

滑川総合高校は、2週間前に3年次生全員を送り出し、今日で今年度の最後の日を迎えました。皆さんにとって、この1年間はどうだったでしょうか。

2年次生は、系列別の選択科目による授業が本格的に始まり、教室移動も頻繁になりました。また、部活動では3年次生の引退後には中心となって、伝統を受け継ぎ、新たな歴史を刻むべく取り組んできました。そして、高校生活でもっとも思い出に残る修学旅行があり、神戸で地震・震災について考えるとともに、神戸、大阪、京都和束町で日本の文化や歴史に触れることができました。

1年次生は、他校にはない「産業社会と人間」で、働くことの意味や人としての生き方について真剣に考え、学んできました。そして、自分の将来に必要な系列と科目を選択し、自身が学ぶために必要な時間割を作成しました。「産社のまとめ発表」でも、その成果がしっかり表れていて素晴らしいものでした。また、部活動で自身を鍛え、先輩や仲間と協力して活動を高めてきました。

昨年の秋以降、部活動等での中心は皆さん1・2年次生でした。多くの部が大変に頑張ってくれました。なかでも、書道部は「書の甲子園」で、団体北関東地区2年連続で優勝、また個人の部でも多くに部員が入賞・入選という大変素晴らしい活躍をしてくれました。また、男子バスケットボール部は、新人戦で地区準優勝し、県大会でもベスト8の成績を残してくれました。女子は、新人戦で地区優勝し、県大会でもベスト16の成績を残し、男女ともに今後が大変期待されます。陸上競技部では、2年生の 楳澤 君が県新人大会のやり投げ種目で優勝し、山梨県で行われた関東高等学校選抜新人陸上競技選手権大会で5位に入賞しました。他にも多くの部が活躍してくれました。今後の皆さんの活躍が大変に楽しみなところです。

さて、1年次の皆さんも2年次の皆さんも、是非ここで、この1年間を一度、振り返ってください。何事も順調に進むばかりではなかったでしょう。悩んだり、行き詰まったり、失敗をしたりしたこともたくさんあったでしょうし、もしかしたらそのようなことの方が多かったかも知れません。

そのようなとき、どうしたでしょうか。きっと、家族、先輩や同級生、あるいは先生など、多くの人に相談するなどして、助けられてきたのではないでしょうか。それほど、生活していく上で、人と人との関係は大切なものです。

中学校と比べて、高校では様々な経験が生まれるとともに、より多くの人と関わったはずです。特に総合学科である本校は、クラスの中に6通りの系列と15通りのモデルプランで学ぶ仲間がいます。全員が同じことをめざしているのではなく、それぞれが文字通り異なる人生を歩もうとしています。それだけ、総合学科では多様な人との関わりを持つことができます。そして、数多くの場面で、お互いに高めあってきてくれました。

このように、本校生は、様々な面で、大変活躍をしてくれてきています。若いからこそ熱中へのエネルギーが大きく成りえます。今の自分を今の時間を最大限に大切にしてみてください。先日の成績会議で成績優良生徒の多くは、部活動で頑張っているとの報告やクラスの優良者の数が大きく増えた等の報告が複数ありました。これは、若者が何かにスイッチが入り熱中したときの成果だと大変嬉しく思いました。時を無為にやり過ごすのではなく、時を忘れて、何かに熱中する体験を是非味わってください。若いときだからこそ可能でもあるわけです。しかし、その中で、迷ったり、悩んだり、意欲を失いかけている人も中に入るのではないでしょうか。その人へ次の言葉を送ります。言い訳の「三言葉」を使うのは、やめましょうということです。それは「だって」「でも」「けど」の3つを言わないです。 言い訳は、目の前の課題から逃げてしまう行動です。 何かのせいに、誰かのせいに、他人のせいに … … … そうして自分の責任であることから、問題や課題を解決するのは自分であるといった、人生の主人公であることから逃げてしまうことになるからです。 時として、一時休むことやその場で立ち止まること、迷うことも必要ではあります。 しかし、「なにくそ」「絶対あきらめない」「やってやる」との言葉を大切にしていってください。 言葉は考え方に、考え方は行動に、継続した行動は習慣に、習慣は人生そのものになっていくからです。是非、言い訳の「三言葉」を発せず、何かに熱中する体験をして、それを継続して、成功や達成感を手に入れてください。

最後に、4月には皆さんは、2年次から3年次へ、1年次から2年次へと時が進み、ライフステージが移行していきます。それとともに、後輩である、新たな滑総生が入学し、皆さんには、それぞれに新たな役割が生じてきます。自分をしっかりと持ち、先輩として新たな目標を持って取り組めるよう、この春休みを有意義に使い、より充実した新年度の新学期を迎えてください。大きく成長していく皆さんの姿を心から楽しみにしています。

                          校 長  髙 栁 壽 男

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平成30年度 卒業証書授与式 式辞

 厳しかった冬がようやく去り、春の訪れを感じる季節になりました。 比企丘陵に梅の香かおる、この佳き日に、滑川町 町長 吉田昇 様、滑川町議会 議長 北堀一廣様 をはじめ、多数のご来賓の皆様、並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、ここに、平成三十年度、埼玉県立滑川総合高等学校 第十四回卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより、私ども教職員、在校生にとりましても、大きな喜びとするところでございます。ご臨席賜りました皆様に厚く御礼を申し上げます。

 ただいま卒業証書を手にした278名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。 今、皆さんの胸中には、高校生活の様々な思い出がよみがえり、感激に浸っていることと推察いたします。 本日、この日を迎えられたのは、皆さん自身の努力の結果でありますが、これまで愛情を持って育ててくださったご家族並びに関係者があってのことです。感謝の気持ちを忘れないでいただきたいと思います。

 皆さんは、本校での様々な活動に熱心に取り組み、着実に成果を上げ、すばらしい高校生活を実現しました。毎日の授業や補習に真剣に臨む姿、部活動に全力で打ち込む姿、つきのわ祭や体育祭などの学校行事に全員で協力して取り組む姿、地域交流に励む姿、小学生に頼られる輝く姿など、皆さんががんばり、そして、躍動する姿は、非常にすばらしいものでした。全国大会や関東大会で活躍した部活動もありました。 東京五輪を盛り上げるイベントでの活躍や全国大会の最高賞・文部科学大臣賞の受賞という素晴らしい活躍もありました。 滑総生としての真価を発揮する皆さんの勇姿を拝見し、私も幾多の熱い思いを体験することができました。 暑い・暑い夏の球場での対戦や応援も忘れ難い皆さんの活躍の一つです。 一人ひとりが立派に成長し、高校生活の目標を達成できたと確信しています。 三年間努力を続け、滑川総合高校の大いなる躍進を支えてくださった皆さんに、改めて、心から感謝と敬意を表します。

 本日の門出に当たり、餞のことばを贈りたいと思います。それは、「感謝すること」と「目標を持ち学び続けること」です。 卒業は人生における新たなスタートです。本日から新たな人生に旅立つ皆さんには、目標を持ち、感謝の気持ちを忘れることなく、学びそして努力を続け、自分の人生を切り拓いていっていただきたいと思います。

 三週間ほど前の2月12日に突然に公表された日本競泳女子の池江璃花子選手の白血病のことに皆さん大変に驚いたのではないでしょうか。池江選手は、皆さんと同年齢の高校三年生で、昨年のアジア大会で日本競泳初の六冠を達成し、大会MVPにも輝いた競泳界の若きエースです。多くの人が彼女の活躍を心から応援し、その活躍に心が躍ったのではないでしょうか。また、来年の東京五輪での競泳での活躍が待ち遠しかったはずです。そのはずが今回の公表でした。 周りの人の驚きは言葉を失うほどのものでしたが、何よりのも本人の驚きと落胆は、想像に余りあります。 そのことを本人の「いまだに信じられず、混乱している状態です」とのコメントから拝察できました。 しかるに彼女は、時を置かずに「乗り越えられない壁はない」と自ら問かけ、自らに投げかけ、とてつもない壁に挑む決意を公表してくれました。この姿が何よりも彼女が皆のホープであることを表しています。 池江選手は、国内はもとより世界のアスリートをはじめ多くの方々からの励ましを得るとともに、挑戦する姿が皆に限りない感動と勇気を与えてくれています。 私も心から彼女を応援したいと思っています。 今、同年齢の皆さんも、「目標を持ち学び続ける」と「感謝」、この二つの言葉を胸に刻んで「越えられないものは何もない。」との思いを噛みしめて、社会に羽ばたいてほしいと思います。

 さて、現在の日本、現在の社会、そして将来の世界には様々な課題があります。経済と雇用、格差、少子高齢化と社会保障、環境とエネルギー、労働者の国際化のなどの課題です。これらを解決し、社会をさらに発展させていくためには、皆さんの若い力がぜひとも必要です。 皆さんに目指してほしい人間像は、「世界のどこかを支える人間」、「社会のどこかを支える人間」です。リーダーとして、チームの先頭に立って引っ張っていく人もいるでしょう。また、縁の下の力持ちとして、組織を支える人もいるでしょう。立場はそれぞれ違っても、「あの人がいないと困る。」、そう評価される人間を目指してください。 卒業生の皆さんには、伝統と先進性のある滑川総合高校で学んだという自信と誇りを持ち、高校時代の仲間や思い出を大切にして、将来の社会で活躍することを心から期待します。

 次に、在校生の皆さんに一言お話しします。これから、本校の中心となって活躍していくのは、皆さんです。先輩方の築いた伝統を受け継ぎ、さらに大きく発展させていくことが在校生の務めです。ぜひ自覚を持って日々の努力をこれまで以上に重ねてください。人生の困難や壁は超えるためにあると考えることが積極性を生み出します。

 結びにあたり、これまでお子様を励まし支えてこられました保護者の皆様に、本日ここに晴れて卒業を迎えられましたこと、改めまして心からお祝いを申し上げます。 また、本校の教育活動の充実・発展のために、様々な面でご理解とご協力を賜りましたことに、心から感謝申し上げます。

 また、ご来賓の皆様には、今後も引き続き、卒業生並びに本校に対しまして、特段のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 卒業生の皆さんの新たな人生に、幸多からんことをお祈りするとともに、ご臨席を賜りました皆様に重ねて御礼を申し上げ、式辞といたします。

 

                 平成31年3月9日

 

        埼玉県立滑川総合高等学校長 髙栁壽男

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